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感染する前に知っておきたいトリコモナス原虫の一般的な感染経路

2020年03月18日
薬を持っている様子

トリコモナスは、トリコモナス原虫という寄生虫に感染することで発症する性感染症のひとつです。日本国内では患者数が減少傾向にありますが、感染しても症状が現れないことが多く、再発率も高いため、その感染経路を知って予防対策に活かしましょう。

トリコモナスは、性感染症なので基本的にはコンドームを使用しない性行為が主な感染経路です。性器だけでなく口腔や腸にも感染するため、オーラルセックスやアナルセックスが感染の原因となります。そのため、性行為の際はコンドームを初めから終わりまで正しく装着することが重要です。なお、他の性感染症と比べると、オーラルセックスによる感染リスクは低いとされています。また、性感染症全般に言えることですが、不特定多数の人と性行為を行っていると感染リスクが高まるため、複数のパートナーとの性行為は控えた方が良いでしょう。

この感染症の感染が判明した場合は、パートナーと一緒に治療を行うことが重要です。トリコモナスは性感染症の中でも、パートナー同士で感染し合ってしまうピンポン感染の可能性が高いとされています。たとえ、治療を行って完治したとしても、パートナーが感染していた場合、性行為によって再び感染してしまいます。そのため、感染が判明した際は、パートナーに打ち明けて検査を受けてもらい、一緒に治療を行う必要があるのです。さらに、確実に完治させるためには、お互いに治療が完了するまで性行為は控えましょう。なお、性行為の他にも、トリコモナスは稀に胎児や新生児へと感染する垂直感染を起こすことがあります。妊娠中の女性が感染した場合、早産の原因になることもあるため、妊娠が判明した場合は検査を受けることが重要です。

さらに、トリコモナス原虫は水中でも長期間生存できるため、プールや入浴施設、タオルの共用などが感染経路となることがあります。そのため、トリコモナスは、子どもや性行為を行っていない人であっても感染する恐れがある感染症ということです。しかし、プールやタオルの共用などが感染経路となるのは非常に稀なので、過度に神経質になる必要は無いでしょう。ただし、トリコモナスに感染している人が身近にいる場合は、感染リスクを少しでも軽減するために、タオルなどの共用は避けた方が無難です。また、浴槽のお湯から感染することは非常に稀ですが、浴槽の縁やイスなどに潜んでいる可能性があるため、感染者は最後に入浴するなどの対策が必要です。なお、トリコモナス原虫は水中では活発に活動しますが、乾燥状態には極端に弱いため、洗濯物は十分に乾燥させる事を意識しましょう。